7月から、マスクが原因のニキビに悩む患者が増えてきています。
皮膚科専門家の小林智子先生がマスクによる肌トラブル対策やマスクの使い方について放送されました。
【バケット】公式HP:https://www.ntv.co.jp/baguette/
8/26日放送
教えてくれたのは
皮膚科専門家
小林智子先生
簡単でシンプルなスキンケアを推奨
①マスクと肌の摩擦
②マスク内の衛生環境の悪化
③マスクを外した後の急激な肌の乾燥
マスクをしながら、口を動かすとお摩擦がお肌のバリア機能を破壊し肌荒れやかぶれの原因に。
マスク内は衛生的だと思われがちですが、
マスク内は、温度・湿度が高く細菌にとって居心地のいい環境!
口の中の雑菌がマスク内で繁殖するんです。
肌をダメージから守る機能が弱まり、肌荒れやニキビの原因菌が増殖
マスクの付けない時の水分量 | マスクの付けた時の水分量 | マスクを外して10分後 |
51.8% | 56.3% | 47.2% |
マスクを外した直後の肌の水分量が約5%アップ
マスクを外して10分後に再度肌の水分量が、通常時より水分量が低下しています。
マスク着用中:はいた息で、一時的に水分量が上昇
マスクを外すと:一気に水分が蒸発し、肌が乾燥
例)入浴後に肌の水分が一気に蒸発するのと同じで、急激な乾燥が肌荒れやニキビの原因になります。
不織布マスクは使用すると摩擦で繊維が毛羽立ってきます。
毛羽立った繊維が肌を傷つけ肌荒れの原因になります。
肌を傷つけないために毎日新しいものに交換しましょう。
ガーゼを不織布マスクの内側にはさみ摩擦を軽減
※不織布以外のマスクの摩擦対策にも有効です。
マスクを着用中は、こまめに汗を拭きます。
口元の水洗いをする
汗をかいたり、マスクの臭いが気になったらガーゼを交換してマスク内を清潔に保ちましょう。
※夏や外にいる場合は1日2回のガーゼ交換が理想
マスクを着用中の時は汗をかくことも多くあるので、こまめに汗を拭きます。
汗をそのままにするとニキビの原因菌が繁殖します。
マスクを外したら速やかに保湿スプレ―をする
※理想は2~3時間おきに保湿スプレーをする事をおすすめします。
感染の恐れがない時はできるだけマスクを外す。
A:あまり時間をかけずに短時間で洗顔します。
マスクの着用でバリア機能が低下した敏感肌にはいつもより優しくスキンケアすることが大事です。
敏感肌の洗顔にはアルカリ性の石鹸より、肌と同じ弱酸性の洗顔料がおすすめ
※洗顔料はしっかり泡立てて優しく洗いましょう!
汚れをしっかり落とそうとゴシゴシ洗うと肌に負担をかけ、必要な皮脂まで落としてしまいます。
洗顔後のスキンケアはたくさんつけても肌への浸透は高まるわけではない。
マスクで敏感肌になってる時に、スキンケアのやりすぎは肌のバリア機能を乱す場合もあります。
スキンケア用品をシンプルにして多くても2~3品にとどめるがよい。